店で扱われている結婚指輪も良いけど
店に飾られているのは、絢爛豪華な結婚指輪。眺めているだけでも、うっとりするほどのクオリティです。店にある結婚指輪は、プロの職人が丹精込めて作られた一級品。芸術レベルに美しいのは当然です。
ただ結婚指輪は、2人の思いが形になったもの。購入するのも悪くありませんが、思い切って自分達の手で作るのもおすすめです。
結婚指輪は本当に手作りできるのか?
「結婚指輪を作る」と文字面だけを見ると、何とも無謀なもの。指輪職人ならいざ知らず、素人が出来る物でないだろうと思われることでしょう。それが出来るのです。結婚指輪を扱っている店の中には、工房も含まれています。工房に行けば、夫婦2人で結婚指輪をゼロから作ることができるのです。
材料や道具は、全て工房が用意。事前の予約が必要になりますが、利用可能です。
結婚指輪の作り方
結婚指輪を作る方法は、工房によりけり。多くは鋳造(ロストワックス製法)が用いられています。鋳造とは専用の型に溶かした金属を流し込み、指輪を作る方法を言います。複雑な形にも対応しているため、工業製品や精密機器部品の製造にも用いられています。夫婦が手掛けるのは、型の型作り。ロウを切って削って形を整え、ロウの指輪を作ります。完成したロウの周りを石膏で固めて加熱。すると中のロウが溶け、溶けた部分が空洞になります。空洞になった部分に溶かした金属を流し込み、固まれば指輪の完成です。
なお型を作り溶かした金属を流し込むのは、職人の仕事になります。いつどこの店で結婚指輪を手作りするのかにもよりますが、納期は1〜2カ月前後と見て問題ないでしょう。
不器用だから自信が無い?不器用だからできる!
「自分は不器用な人間だから自信が無い」という方も、いらっしゃるかと存じます。手作りの結婚指輪の場合、実は「不器用な人」になればなるほどのめり込んでいくのです。
変に上手く作ろうと思わないで下さい。そもそも2人の思いを形作るのに、上手いも下手もありません。大事なのは愛情です。愛情が込められた結婚指輪の前では、どんな高級ブランドでも色褪せる物です。